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建設アスベスト訴訟 全国大集会

2022.05.23

お知らせ

2022年5月20日、全国の建設アスベスト原告団・弁護団・支援者約1500人が東京・日比谷野外音楽堂で一堂に会しました。

「建設アスベスト訴訟最高裁判決から1年 建材メーカーの謝罪と訴訟和解・基金参加による全面解決を求める5・20日比谷野音大集会」・・・長い名前にエッセンスが詰まっています。


国と建材メーカーの責任を認めた昨年5月17日の最高裁判決から1年。

国は、最高裁判決を受けて、建設アスベスト給付金制度・基金をつくり、裁判中の原告との和解も進めています。

一方、建材メーカーは、最高裁で責任を認められながら、謝罪や和解どころか、話合いにすら応じようとしません。アスベスト建材を危険と知りながら製造販売し、利潤追求を最優先してきた建材メーカーは、被害者に真摯に向き合い、補償基金制度に参加すべきです。


集会では、全国各地の原告代表が、自らや家族の深刻な被害の実情を訴え。建材メーカーに早期の全面解決を求めて、引き続き闘う決意を述べました。

また、自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、日本共産党、れいわ新選組の各党代表の国会議員が挨拶。建材メーカーを含めた補償基金制度の実現に向けて、超党派での取り組みが期待されます。


参加者は、集会後、ニチアス本社と経済産業省前へ移動して要請行動。ニチアスは要請書さえ受け取りませんでした。

なお、集会の様子は、YouTube「建設アスベスト訴訟 全国大集会 オンライン配信」からご覧になれます。



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埼玉原告の大坂春子さん「お金の話ではないのです。(アスベストで亡くなった)夫と息子を返してほしい。それが出来ないなら謝ってほしい」と涙ながらの訴え【埼玉土建一般労働組合のツイッターより転載】