2024.05.30
給付金制度
2024年5月22日に開かれた第28回認定審査会の結果が公表されました。
これまでの審査件数は合計7146件。このうち「認定相当」は合計6911件(97%)と、まもなく7000件に上ります。
一方、「不認定相当」が合計107件(1%)と100件を超えました。
○厚生労働省のホームページ「特定石綿被害建設業務労働者等認定審査会」(外部リンク)
○建設アスベスト給付金認定審査会審査結果(R6.5.22現在)(pdf)
労災支給決定等情報提供サービスを利用して、比較的速やかに認定されている方の中にも、例えば、肺がんの場合、労災手続で労働者期間のみの石綿ばく露作業が認定されたため(一人親方期間の石綿ばく露作業が認定されず)、実際には10年以上の石綿ばく露があるのに10%減額されてしまった方がおられます。
こうした場合でも、審査請求手続において一人親方期間の追加資料を提出するなどして、減額分を請求できるケースがあります。
建設アスベスト給付金請求の必要書類については、専門的な知識や経験が必要な場合があります。
「どんな書類を、どうやって集めればよいのか」「何から手を着ければ良いのか分からない」という方も、まずはご相談ください。
また、認定された方は、給付金とは別に、建材メーカーに対する損害賠償が請求できる場合がありますので、是非ご相談ください。
私たち弁護団は、建設アスベスト訴訟の知識・経験を踏まえ、専門的な観点から調査や証拠集めをサポートします。