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北海道建設アスベスト1陣訴訟、札幌高裁で結審、判決日は追って指定

2021.10.30

建材メーカー訴訟

2021年10月29日、北海道建設アスベスト1陣訴訟の控訴審が結審し、判決日は追って指定とされました。

最高裁判決を受け、改めて建材メーカーに対する厳しい判決が出されることを期待します。


以下は、北海道アスベスト被害者支援弁護団のホームページ「2021年10月29日(金)北海道建設アスベスト訴訟(第1陣)高裁結審」からの転載です。

2021年10月29日(金)札幌高等裁判所民事第2部で、北海道建設アスベスト訴訟(第1陣)の控訴審弁論期日が行われました。この訴訟は、建設労働者及びそのご遺族が、アスベスト建材を販売して莫大な利益をあげた企業(建材メーカー)と国を被告として損害賠償を求めた訴訟です。国との関係では、国が総額2億5000万円余りを支払うこととする内容の和解が成立しておりますので、現在争点となっているのは、企業に対する請求です。

企業のうち、A&Aマテリアルとノザワは、今回の期日直前になって新たな主張を追加しました。2011年に提訴してから実に10年以上も経過してから、これまで主張可能だったのに主張していなかった新たな主張を追加し、これを認めると裁判の進行がさらに遅れることとなるため、長谷川裁判長は、これらの主張が時機に後れたものであるとして却下しました。

今回の期日で控訴審は結審しました。判決時期は未定ですが、2022年4月以降になるものと予想されています。一日も早い解決を求め、全国の原告団・弁護団らと連携して、今後とも活動してまいりますので、ご支援よろしくお願いします。