2022.04.23
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2022年4月21日、自民党の厚生労働部会などの合同会議が、石綿関連疾患によって亡くなった遺族による労災請求の時効(死亡後5年)期限の延長を盛り込んだ石綿健康被害救済法の改正法案を、今国会に提出する見通しです。
現行法では、今年3月27日にすでに請求期限が切れています。
これまで私たちも国に請求期限の延長などを求めてきましたが、今回、とりわけ中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会や中皮腫サポートキャラバン隊などの支援団体が、国会議員などに精力的に働きかけを続ける中で延長が実現する見込みとなりました。
アスベストによる病気は、吸い込んでから数十年後に発症することも多いため、遺族には、被害者の過去の就労歴が分からず、石綿との因果関係に気付くまで長い時間がかかるケースがあります。特に、肺がんは石綿が原因であることが見逃されやすいので、「もしかしたら」と思われた方は、まずはご相談ください。