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建設アスベスト給付金、開始から1年で2500件認定

2022.12.27

給付金制度

2022年1月から完全施行された建設アスベスト給付金制度は、12月までの1年で2522件が「認定相当」とされました。


厚生労働省のホームページ「特定石綿被害建設業務労働者等認定審査会」(外部リンク)

建設アスベスト給付金認定審査会審査結果(R4.12.20現在)


2021年5月の最高裁判決後、同様の被害者が短期間に多数救済されていることは、建設アスベスト訴訟の大きな成果です。


一方、今回の審査会では、初めて2件の「不認定相当」が出ました。

認定審査会の審査方針では、「同種事例の裁判例も踏まえて、関係者の証言や申述等の内容が、当時の社会状況や被災者が置かれていた状況、収集した資料等から考えて、明らかに不合理でない場合には柔軟に事実を認定すること」とされています。

不認定相当となった事案の詳細は不明ですが、厚生労働省には、過去の就労やばく露の証明が困難なケースが多いことも踏まえ、柔軟な運用が求められています。


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