2024.01.31
給付金制度
2024年1月30日に開かれた第24回認定審査会の結果が公表されました。
これまでの審査件数合計6551件のうち、「認定相当」は合計6371件(97%)、「不認定相当」が合計70件(1%)となっています。
○厚生労働省のホームページ「特定石綿被害建設業務労働者等認定審査会」(外部リンク)
○建設アスベスト給付金認定審査会審査結果(R6.1.31現在)(pdf)
2024年になって初めての認定審査会の審査件数は187件、「認定相当」が175件と、一時期の半数にまで減少しています。
これは通常請求(一人親方や事業主など、労災認定を受けておられない被災者・ご遺族による請求)事案について、調査・資料収集等に時間がかかっていることが一因と考えられます。
もっとも、給付金支給の前提として、一定の資料に基づく証明が必要だとしても、裁判における国との和解や労災認定と比べて、必要以上に厳格な証明が求められるべきではありません。
建設アスベスト給付金制度の創設にかかわった私たち弁護団は、不認定とされた事案についても注意深く検討し、必要に応じて厚生労働省との協議や要請を続けます。
建設アスベスト給付金請求の必要書類については、専門的な知識や経験が必要な場合があります。
「どんな書類を、どうやって集めればよいのか」「何から手を着ければ良いのか分からない」という方も、まずはご相談ください。
また、認定された方は、給付金とは別に、建材メーカーに対する損害賠償が請求できる場合がありますので、是非ご相談ください。
私たち弁護団は、建設アスベスト訴訟の知識・経験を踏まえ、専門的な観点から調査や証拠集めをサポートします。