2024.05.01
給付金制度
2024年4月26日に開かれた第27回認定審査会の結果が公表されました。
これまでの審査件数は合計7015件。このうち「認定相当」は合計6792件(97%)、「不認定相当」が合計98件(1%)、「無効」(請求後、認定前に死亡したケース)が79件(1%)となっています。
○厚生労働省のホームページ「特定石綿被害建設業務労働者等認定審査会」(外部リンク)
○建設アスベスト給付金認定審査会審査結果(R6.4.26現在)(pdf)
2024年4月も3月審査会に続き審査件数は151件と、昨年同時期の40%程度にまで減少しています。
労災支給決定等情報提供サービスを利用できる事案の審査が比較的速やかに進んでいる一方、通常請求(一人親方や事業主など、労災認定を受けておられない被災者・ご遺族による請求)事案については、受付後、認定審査会にかかるまで長期間を要しているようです。
私たち弁護団には、通常請求事案のほか、情報提供サービスを利用した方でも労災記録上認められる石綿ばく露期間が短期間であるとして減額された事案などで、追加資料の提出を求められて困っているというご相談が多数寄せられています。
建設アスベスト給付金請求の必要書類については、専門的な知識や経験が必要な場合があります。
「どんな書類を、どうやって集めればよいのか」「何から手を着ければ良いのか分からない」という方も、まずはご相談ください。
また、認定された方は、給付金とは別に、建材メーカーに対する損害賠償が請求できる場合がありますので、是非ご相談ください。
私たち弁護団は、建設アスベスト訴訟の知識・経験を踏まえ、専門的な観点から調査や証拠集めをサポートします。